10月度月例会を開催しました。
(平成25年度厚生労働省社会福祉推進事業NPO全国ひきこもりKHJ親の会ピアサポーター養成研DVD)
「当事者の気持ちを感じ取り、家族第三者とつなげていく~ケース検討」(KHJ親の会カウンセラー・家族相談士高橋晋氏)の視聴、かごめかごめの演習、懇談会など、愛媛県下の皆様にご参加いただき和やかな会となりました。
(研修DVDの内容より抜粋)
1ひきこもりの本質
ひきこもりの青年の顕著な特徴として、良い子おとなしい子で育ってきていることが挙げられます。それは、人の気持ちに対する感受性が高く、無意識のうちに自分を抑えて、周囲の人の期待に沿って行動してきたということです。
その積み重ねの結果、自分自身の感覚・感情・欲求とのつながりが希薄になり、人生が自分のものという感覚がなくなり、徐々にエネルギーが低下していきます。
そして、何かのきっかけでつまずいた時に、ひきこもり状態が長期化します。
2自発的成長・回復とそのイメージ
親や支援者がひきこもり本人と関わるときに、表面の動きにとらわれ過ぎると、本人が自分自身とのつながりを回復し人生を自分のものとして取り戻すという一番大事なことを損ねてしまいます。
3家族支援事業例理解のポイント
(1)暴力への対応
暴力は、3種類に分けられます。
①自分の部屋やトイレの壁、自分の物に向かう-ストレス発散
②目立つ壁、親の困る物、親が怪我しない範囲で親に向かう暴力
-親に対するメッセージ
③親が怪我をする危ない暴力
↓
<対処法>
②に対しては、親も本人も落ち着いてから親から声をかけ、親に聴く姿勢があることを積み重ね、言葉での主張に変えさせていくことです。
③に対しては、外泊や別居で距離を作り、親から電話・メール等で関係の再構築をします。